適応障害の根本原因 ~毒母~
「毒母」 耳にしたことありますか?
アメリカ人 スーザン・フォワードが提唱した概念「毒親」から派生した言葉です。
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○子どもに干渉しすぎる
○暴言・暴力などによって子どもに重圧を与える
○親の都合を優先し、子どもをかまわなかったりする
このような親を「毒親」と定義しています。
(これが母親の場合に「毒母」と呼ばれているようです。)
妻に症状が出始めたのは、ちょうど仕事が猛烈に忙しかったころ。
深夜に家に帰る→軽く晩飯を食べる→ほとんど会話なく寝る→仕事に行く→残業
こんなループ生活をしていた頃でした。
妻も父ちゃんも、適応障害の原因は多忙によるストレスだと決め込んでいました。ほかに思い当たる理由なんてなかったからです。
ところが。
仕事はなんとか続けながらも、心療内科へ数回通ったあたりのこと。主治医は妻にこう告げました。
「根本原因は、あなたの育ってきた環境にあります。仕事の忙しさは、発症のきっかけに過ぎません」
妻の家庭環境(具体的には「母親」)が原因?
父ちゃんも妻も、まったくピンときませんでした。
妻の実家は4人家族。父、母、妻、妹。とても仲良く幸せな家族そのものです。
適応障害の原因になるものなんてありません。
ただ、根本原因ではないとしながらも、仕事の忙しさが回復に支障をきたすとのことで主治医は「適応障害」の診断書を書き、妻は仕事を休むことになりました。
最初の診断から半年ほどが過ぎていました。
父ちゃんはもちろん仕事ですから、妻は一人で家にいることになります。
初めこそ、仕事に追われていた日々から解放された妻は心身を回復させていったようでした。
が、心を病んだ人が長い時間を一人で過ごすのは想像以上に寂しいことなのでした。
妻の病気休暇の様子は、またのちほど書いていこうと思います。