毒親育ちの妻が身ごもりまして

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毒親育ちの妻と父ちゃん、赤氏がしあわせを追い求めるブログ ~毒親育ちも幸せになっていい~

奨学金を借りるリスクを考えよう

今回はちょっと真面目な話を書かせていただきます。

 

奨学金を借りて進学しようとしているあなたに

父ちゃんから、どうしても伝えたいことがあるので

このブログに書かせてください。

 

ーー30歳のおっさんが説教じみたこと言ってるよ

 

と思うかもしれません。というか、絶対思うでしょう。

 

父ちゃんが高校生だったら絶対に思います。

 

でも、ちょっとだけでいいから読んでほしい。

1人でも多くの人に届いてほしい。

 

 

あなたは、誰のために進学するのか

 

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奨学金の話を始める前に、真剣に考えてほしいことがあります。

 

いま、おそらくあなたは大学に進学するために

奨学金を借りようとしているでしょう。

 

では、

なぜあなたは、大学に進学しようとしていますか?

 

ーー高校が進学校だし、みんな大学には行くから

  ひとまず大学だけは卒業しておけ、と親に言われているから

  最終学歴が高卒では、いい会社には入れないから

 

理由はいろいろあるでしょう。

 でもひとつだけ、あなたに問いたい。

 

いま出した理由の中に、

 

あなたの意志はありますか?

 

ーー親が言うから

  周りが勧めるから

  みんなが行くから

 

もし、このように、あなたの絶対な意志がないのだとしたら

 

奨学金を借りるのはやめたほうがいい”

 

これは、実際の父ちゃんの経験を踏まえてのアドバイスです。

 

奨学金は「借金」です

 

あなたが大学4年間で借りる奨学金は、その後、約20年間にわたって

返還しなければなりません。

 

総額でいくら借りるかによって返済額も異なりますが、

父ちゃんの場合は毎月2万とちょっと返還しています。

 

ーー社会人になれば月2~3万の返済なんて余裕でしょ

 

父ちゃんもそう思っていました。

そして実際、定職につけば、返せない金額ではありません。

 

でも、大切なのはそこではないんです。

 

「父ちゃんは、4年間で借りたお金を有意義に使っただろうか」

ということです。

 

自分がやりたいことをやるためにお金を借りなさい

 

”自分が”将来やりたいことを見つけるために奨学金で大学に行く

”自分が”ずっと出したかったお店を出すために借金する

”自分が”司法試験に受かりたいから借金して専門学校に通う

 

お金を借りる前に、冷静に考えてください。

主語が「自分が」であるかどうかです。

 

”親が”大学に行けというから奨学金で大学に行く

”みんなが”奨学金を借りてるから自分も借りる

”友達が”起業するっていうから500万ずつ借りて一緒にやる

 

借金する理由を「自分」に求められない人は、

お金を借りるべきではありません。

 

大学に行く理由

「なんのために」「誰のために」

 

もう一度、真剣に考えてみてください。

 

借金は 行動する勇気を妨げる

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ここに、同じ職場で働く2人の若者がいます。

 

Aさんは給与のうち、毎月2万円を貯蓄に充てています。

 

Bさんは給与の中から、毎月2万円を奨学金の返済に充てています。

 

2人は、20代半ばにして、

それぞれチャレンジしてみたい仕事に出会いました。

でもその仕事で収入を得られるかどうかは、やってみないとわかりません。

 

Aさんは、

「失敗してもやり直せる」「収入が途絶えてもこれまで貯めた分を取り崩せばいい」

と勇気をもって今の仕事を退職し、新しい仕事にチャレンジすることにしました。

 

Bさんは、奨学金を返済し続けるためにはどうしても定期収入が必要です。

「収入が途絶えたら、奨学金を返せなくなる」「日々の生活もままならない」

と一歩踏み出せず、新しい仕事にチャレンジすることができませんでした。

 

両者に平等にめぐってきたチャレンジのチャンス。

 

必ずしも、新しいことにチャレンジすることがよいわけではありませんが、

一歩踏み出す勇気を借金が妨げるのは、どうしようもない事実です。

 

「他人が」で借りた借金は必ず後悔する

 

自分の意志で借りたとしても、後悔することのある借金。

ましてや、借りた主語が「他人が」だった場合、

 

ほぼ間違いなく後悔する と思ってよいです。

 

その後の人生を豊かにするための奨学金

 

父ちゃんは、奨学金を借りてはいけないと言っているのではありません。

 

自分が奨学金を借りる意味を理解し、

借りた奨学金有意義に使い

借りてよかったと思いながら返せるように借りてください。

 

ということを伝えたいのです。

 

奨学金も、その他の借金も、

自分の将来への自己投資につなげなければ意味がないのです。

 

結果として、

自分が行った学部とは全く違う業界の会社に就職したとか、

大学を途中でやめて専門学校に通い始めたとか、

途中で方向転換することは全く問題ありません。

 

あくまでも、自分の生きる道を決めるために奨学金が活用されたのであれば

それでよいのです。

ただし、その決断も「自分が」行うことが大切ですよ。

 

最後に

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随分と説教くさくなってしまいました。

 

最後に父ちゃんから言いたいことはふたつです。

 

奨学金は、「自分が」を主語にして借りてください。

 

そして、

 

「あなた自身が」大学で成長するために使い、返還してください。

 

みなさんの活躍をお祈りしています。

 

父ちゃんでした。