毒親は毒を認めない【期待しないほうがいい】
母ちゃんの母ちゃんが毒親なら、それを伝えて、治してもらったらいいんじゃないのかな?
う~ん、そうだね。理解してくれればいいんだけど。ただ、これはそう簡単にはいかない問題なんだ。
赤氏の言うように、治してもらえるのなら、それが最もよい結末かもしれない。
ただ、結論から言えば、毒親は自分自身の毒を認めることはほとんどない。(もし、毒を認めてそれを反省し、治そうとする親がいれば、それは奇跡といってもいい。)
毒親は自身の毒に気づかない
以前、「毒親育ちは毒親に気づかない」という記事を書いた。
毒親に育てられた子どもが、自分の親が毒親だという事実になかなか気付けないものだ、という内容の記事である。
(↓コチラから)
akashi-no-tochan.hatenablog.com
一方、毒親自身も、自分自身が毒をもっているなんてこれっぽっちも思ってない。
もちろん、自身が暴力をふるったり暴言を吐いたりすること自体には気づいていても、それはしつけの一環だとしか捉えていない。
「言うことを聞かないから」とか「子どものくせに生意気だから」などといった理由をつけて、正当化してしまうのである。
自分を「立派な親」だと思っている
それどころか、自分のことを「立派な親」と思っている場合も少なくない。
というのも、毒親に育てられた子どもは、毒親の機嫌を損ねないよう自動的に「いい子」に育つものだし、その多くは親に口答えしたり、反発を示す場合が少ないからだ。
※肉体的に成長し、親に対抗できるようになれば反発を示すようになる場合も見られるが、「反抗期だから仕方ない」などと彼らは勝手に解釈する。 「反抗期があるってことは健全に成長してる証拠だわ」とか言って。
結局、子どもも親も、毒親に気づかない。
これが、毒親の問題がなかなか表に出ず、
毒親育ちが、気づかないうちに生きづらさを感じている場合が多い理由でもある。
教えてあげたらどうなるか
もし仮に、自分が毒親育ちだと気づいた子どもが
親に向かって「あなたは毒親なんだよ」と教えてあげたら、どうなるか?
考えられるたいていの反応は、
否定、言い訳、反論、逆ギレなどだろう。
ーー
そんなはずはない
私たちなりに頑張って育てたんだ
育ててくれた親に対してなんて口の利き方だ
こんなひどいことを言うなんて、私の育て方が間違っていたんだわ
ーー
こうなってしまっては、もう話をするどころではない。
ちなみに、ここで黙って頷いて素直に話を聞き、認めて謝罪するような親は、そもそも毒親になろうはずがない。
こうした反応をするからこそ、彼らは毒親なのである。
親の解毒はあきらめる
毒親育ちの中には、いつか親の毒は治るはず、あるいは、親に毒を治してほしいと思う人も少なくないと思う。
でも、残念ながらそれを期待するのはやめたほうがいい。あなたが期待すればするほど、そうならなかったときのショックは大きくなるからだ。
他人を変えることは、そう簡単ではない。
結論:あなた自身の解毒を優先するべき
父ちゃんは、親の解毒を期待するよりも、
あなた自身の体から毒を抜くことのほうがはるかに重要だと考えている。
あなたはもう、自分が毒親育ちで、小さなころから親からの毒を受けてきたことを理解しているはずだ。
そして、それによって自分がどれほど苦しい思いをして、あらゆる人間関係に生きづらさを感じながら生きてきたかも、充分わかっている。
もし仮に、親の毒が治ったところで、あなたの体にある毒が抜けなければ、あなたの生きづらさはいつまでたっても変わることはない。
だから、あなたはなによりもまず、
自分の解毒を優先するべきだ。
できる限り毒親から離れ、
毒をこれ以上溜めないようにすること。
そして、
あなたを理解してくれる人に出会い、
その人にたくさん話を聞いてもらうこと。
あなたの体から毒がなくなれば、
あなたは少しずつ、親の束縛から解放されていく。
あなたが幸せに生きるには、
解毒がどうしても必要になってくる。
時間はかかる。
でも、ゆっくりでいいんです。
あなたの体から、毒を抜いていきましょう。
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